ドラマ「The Gifted/ギフテッド」感想と評価|X-MENと違いがあり新鮮味ある良作【シーズン1・2】

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アメコミ映画の代表格ともいえるのが「X-MENシリーズ」。

そのX-MENシリーズのドラマ版が「The Gifted/ギフテッド」という作品です。

このドラマはアメコミが原作ですが、いざ見てみると「ヒューマンドラマ」風の作品でビックリ!そして、登場人物たちの葛藤や心情もうまく描かれており、映画版のX-MENとは違った面白さのあるドラマでした。

今回は、そんなアメコミドラマ「The Gifted/ギフテッド」シーズン1・シーズン2の感想を書いていきます。

X-MENを見たことのある方には、作品の所々で出てくる映画版との共通点も発見できるので、ぜひ見てもらいたい作品ですね!

「The Gifted/ギフテッド」シーズン1のあらすじ

舞台は現代のアメリカ。

そこでは特殊能力を持つ人間=ミュータントが存在する世界。普通の人間とは違い、強力な力を持つミュータントたちは、「人間の脅威になるのでは?」という理由から差別され、敵視されていた。

そんな中、普通の生活を送っていた主人公のストラッカー一家。

しかし、ストラッカー家の2人の子供が実はミュータントであったことが発覚し、事態は急転する。

ごく普通の家庭だった彼らも、政府などから追われる身となる。

居場所を失ったストラッカー一家だったが、ミュータントの自衛組織である「地下組織」に保護され、彼らとともにミュータントを守る活動を始める。

そんな中、政府はミュータントを排除する動きを一層強めていく。

果たして、ストラッカー一家と地下組織のミュータントたちは、この過酷な戦いを生き延びることができるのか・・・

「The Gifted」の感想【シーズン1】

X-MENのドラマ版という位置づけの本作ですが、作品の面白さは異なっています。

映画版X-MENの魅力はド派手なアクションだと思いますが、こちらのドラマ版「The Gifted」の魅力は登場キャラたちの特殊能力を持ったゆえの葛藤だと感じます。

ここからは、そういった点を含めて「The Gifted」の感想を書いていきます。

特殊能力を持つのは本当に幸せ?

このドラマでは、特殊能力をもつ人のことを「ミュータント」と呼んでいます。

時には「ミューティ!」と呼ばれ、普通の人間とは違った目で見られます。つまり、人種差別されているわけです。

特殊能力を持たない人間たちは、ミュータントたちがその能力で自分たちを襲う、さらには世界征服されるんじゃないか…と危惧しています。それに加え、ミュータントが人間に向けて蜂起した「7・15」という事件もあり、世間のミュータントに対する目は厳しくなっていく。

そうした経緯もあり、ミュータントは居場所がなくなり、自衛組織である「地下組織」を結成。

地下組織」には様々な能力を持つミュータントたちが集まっています。

しかし、彼らの多くが特殊能力を持ったゆえの葛藤と戦っている。

「好きになった人に自分がミュータントであったことが知られて、急に避けられるようになった」

「ミュータントの収容施設に強制送還された」

こういった過去を持つミュータントがほとんど。そのため、彼らは特殊能力を持ったことに葛藤を感じています。

特殊能力を持つことはカッコよさもあって憧れるかもしれない。でも、実際は差別などに遭い、意外と悩まされるものなのかもしれない

そういった葛藤を巧みに描いているのが「The Gifted」。見ている我々もミュータントたちの葛藤は考えさせられるものがあり、見ごたえがあるポイントです。

アメコミドラマだけどヒューマンドラマ要素が強め

この「The Gifted」は、アメコミが原作。そのため、アクションも見事です。

しかし、それ以上に注目したいのがヒューマンドラマとしても楽しめるということ。

たとえば、主人公のストラッカー一家。

息子のアンディーは思春期ということもあり、親に反発することもしばしば。それに加え、特殊能力まで出始めたため、より精神的に不安定になっていきます。

そんなアンディーは、表面的には親に反発しますが、内面では寂しさも感じており、その心の葛藤も見どころのひとつ。

また、やはり家族なのでピンチのときは一致団結する家族愛も、見ていてホッコリするものです。

ほかにも、地下組織のメンバーたちの絆も見どころ。

はじめは同じ目標のため、ともに戦っていた彼ら。しかし、様々な事件によりその絆に亀裂が生じ始めます。

「本当は一緒に戦いたい、だが仲間の理想は自分のものとは違っている。自分は仲間のもとを去るべきなのか・・・」

こうした絆が強いゆえのメンバーたちの葛藤も、見ごたえのあるポイントですね。

敵も決して憎いとは感じられない

「The Gifted」の敵勢力である政府側の人間に、ターナー捜査官がいます。

彼はミュータント排除のために、最前線で指揮を執っています。今作では主要な敵のひとりです。

しかし、そのターナー捜査官も実は魅力的。彼のバックグラウンドに共感できるのが、そう感じた理由です。

彼には娘がいました。ただ、その娘はミュータントが人間に対して蜂起した「7・15」事件でミュータントの攻撃に遭い亡くなってしまいます。

そんなこともあり、ターナー捜査官はミュータント排除に参加しました。

たしかに主人公に敵対するターナー捜査官は、厄介な相手。しかし、娘を殺されたという過去を持つ彼にはそれ相応の理由があっての行動。

そのため、決して憎める相手ではありませんし、逆に娘のために戦っている良い父親にも思えてしまう

敵にも人間的に魅力的なキャラがいるのは「The Gifted」の楽しめるポイントですね。

多彩な能力を使ったアクションは見ていて面白い!

「The Gifted」に登場するミュータントたちは、それぞれが変わった能力を持っています。

レーザー光線を放てるエクリプス、怪力と追跡能力のあるサンダーバード、テレポーテーション能力のあるブリンク、そして磁力を操れるポラリス・・・など。

そんなミュータントたちが能力を使って戦うアクションシーンは見もの。

さすがに映画版ほど壮大な戦いではありませんが、街中での小規模な戦いが多いので逆にリアリティがあってこちらの方が好きになる人も多いはず。そんなアクションに仕上がっています。

【今一つだった点】中盤で話のテンポが落ちる

「The Gifted」は序盤、そして終盤のテンポはいいです。

話がどんどん進み、先の読みにくい展開なので、続きが気になる構成になっているのも良かったポイント。

しかし、ちょっと中盤のテンポが悪いように感じます

そう感じたのは、次に何が起こるのか予想できる展開だったため。話の意外性が中盤で少なかったです。

ただ、その中盤もスピード感は落ちますが、ストーリーで重要な伏線もあります。後から考えれば「ああ、ここはそういう意味だったのね」と納得できる箇所も多いので、全体を通して見ごたえのあるドラマになっています。

シーズン1の見どころ

シーズン1は、ミュータント対人間の戦いが描かれています。

・ミュータントが能力を駆使して戦うアクションシーン

・地下組織やストラッカー家の絆

仲間との理想が違うことによる葛藤

こういったポイントがシーズン1の見どころ。

アメコミではありますが、ヒューマンドラマとしても楽しめる良作になっています。

「The Gifted」シーズン2はミュータント同士の戦い

「The Gifted」はシーズン2が配信されています。

シーズン2では、ミュータント同士の戦いがメイン。

人間を支配してミュータントによる祖国を作ろうとする「インナーサークル」と、それを防ごうとする「地下組織」。彼らの戦いが描かれています。

シーズン2のあらすじ

ミュータントの祖国を作るため「インナーサークル」に入った、地下組織の元メンバーアンディとポラリス

最初はインナーサークルのために戦っていた2人。しかし、インナーサークルは人間を暴力で支配してミュータントの国を作ろうとしていることを知る。

自分たちの理想とは違っていることに気づいた2人は、再び地下組織と手を組んでインナーサークルを倒すための戦いに挑む・・・

シーズン2もヒューマンドラマとして楽しめる

ヒューマンドラマとして楽しめるのはシーズン1と同様です。

それに加えて、仲間のもとから離れたアンディとポラリスの心の葛藤が見どころのひとつ。

2人とも、地下組織の仲間とは喧嘩別れのような形で決別。その後、最初はミュータントの生きやすい社会を作るために戦っていましたが、自分たちの所属するインナーサークルのやり方に疑問を持つ。

また、だんだんと人間により抑圧されていく地下組織の仲間のことが気になり始め、次第に「また仲間のもとに戻りたい」という気持ちが大きくなっていきます。

仲間のもとに帰りたい、でも地下組織の仲間に許してもらえるかわからないから戻りづらい

こうした葛藤の中で、アンディとポラリスがどのような決断を下すのかは見どころのひとつですね。

よりアクションが多くなり見ていて爽快!

シーズン2では、アクションが増えています。

これまでに登場したミュータントたちは、シーズン1よりもアクションがパワーアップ。特に怪力男「サンダーバード」は迫力ある肉弾戦を演じており、ここで本領発揮か!という展開。

また、シーズン1よりもアクション寄りになっている印象です。

話の導入部分ということもあり、シーズン1では登場人物たちの性格を描く時間も多かったですが、シーズン2では人物紹介は無し。そのため、よりアクションシーンに割ける時間が多くなったなという印象を受けました。

こういった変化があり、アクションの多いシーズン2は爽快さも増したシーズンになっています。

シーズン2の見どころ

シーズン2でも引き続き、ヒューマンドラマとして楽しめる要素は多いです。

特に敵対する勢力に入り、敵として相まみえることになった地下組織のメンバーたちには注目。彼らの絆が深いゆえの葛藤は、見ている僕らも考えさせられるものです。

また、シーズン2で増えているアクションシーンも面白い要素。

シーズン後半の特殊能力をフル活用した戦いは、カッコよさもあり今作で最も見ごたえのあるシーンのひとつですよ!

【まとめ】「The Gifted/ギフテッド」はヒューマンドラマ要素の強いアメコミ作品

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X-MENのドラマ版という位置づけの「The Gifted」。アメコミドラマなので、アクションメインと思われがちのジャンルではあります。

もちろんアクションもありますが、もっと注目してほしいのはヒューマンドラマとしての面白さ

今作のテーマであろう家族愛、仲間との絆をシーズン1・2を通して丁寧に描いており、このテーマは一貫性があってとても見やすかったです。

そのヒューマンドラマとしての内容もすごく意外性に富んでいる、というわけではないものの、見ている僕らが思わず感情移入してしまう作品に仕上がっています。完成度は高いです。

また、よりX-MENらしさが強まったシーズン2は、アクションも増えています。

特殊能力を使った戦いは、ほかのドラマと差別化できていて、このドラマにしかない魅力になっています。

まとめとしては、

・アメコミが原作だけどヒューマンドラマとして楽しめる!

特殊能力を持ったゆえの葛藤は巧みに描かれていて見どころのひとつ

・物語が進むにつれ増えてくる、特殊能力を使ったバトルが面白い!(特にシーズン2)

こういった魅力があるのが「The Gifted」です。

Huluなどでシーズン2まで配信されているので、アメコミ好きの方はもちろん、ヒューマンドラマ好きの方にもぜひおすすめしたい良作ドラマです!

ではでは、バイなら!!

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